シンプルライフを実践しているわたしの目線から、大人からでも始めたい、自己肯定感の低い人が知るべき、自己肯定感を高めるアイデアをご紹介します。
この記事を読めば、”自己肯定感は誰しも考え方次第で高めることができる”ということが理解できるはずです。
- 自分はいいところが一つもなくて、いつも気分が沈んでいる
- なんでも人と比べてしまって、自分の人生を歩めていない気がする
- 自分をもっと好きになりたい
こんなお悩みをお持ちの方には、特に参考にしていただけると思います。
わたしも、社会人1年目のとき、実際に仕事が思い通りに進まず適応障害を患っていた影響で、自己肯定感が著しく低くく、「自分にはなんの取り柄もない」と思っていたときがありました。しかし、現在は考え方や気分を上げる方法を知ることで、自分に自信をもって、仕事もプライベートも満足度高く生活を送ることができています。
自分が自分でいいんだと認めることができるようになることで、生きやすさは全く変わってきます。
シンプルで快適な生活を送るためのアイデアを発信しているわたしの知見を踏まえながら解説していきますので、参考にしてみてください。
他人と比較しない
自己肯定感を上げるための最初のポイントは、他の人と自分を比較しないことです。自己肯定感が低さは、どこかの部分が周りの人より“劣っている”という自覚から生まれてしまうものです。
人にはそれぞれ「得意」「不得意」が必ずあり、すべてがうまくできる完璧な人はこの世に存在しませんし、逆に何もまったくできない人という人もいません。であれば、自分の不得意な部分に目を向けて悲観的になるよりも、得意を見つけてそれを誇れる人生の方が、より自分自身を認めて生きていけると思います。
しかし、自分の得意がわからないという人も多いと思います。そんなときは、身近なひとに自分の魅力を聞いてみると意外な自分の得意に気づけることがあります。労力を使わずにさらっとできてしまうことが、実は自分の強みであるケースが多いのですが、逆に得意なことは意識せずとも自然とやってのけてしまえるため、自分では気づきにくいのです。
ほんの少しでも人より上手くできることは、その時点であなたの「得意」です。教えてもらった能力は謙遜せず、自分の強みとして認めていきましょう。
しかし、どんなに自分が強みにしている分野でも、上には上が必ずいるものです。こだわりが強すぎてしまうとなかなか自尊心が育たず、悲観的な見方しかできなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
また、「人からの見られ方」にこだわりすぎてしまうと、見栄を張り続ける生活になってしまい、結果自分の生きたい方向性より、他人から望まれた方向性に合わせた人生になってしまう可能性もあります。自分は自分、他人は他人と割り切って、自分のしたいように生きましょう。
完璧主義をやめる
自己肯定感が低い人の原因の一つに、「完璧主義」が挙げられます。例えば、他の人なら気にしないような些細なところまで完璧にこなさないと気が済まない、1度やると決めたことは徹底的にやる、など何事においても質が高いのが特徴です。
最後まで強い責任感でやり抜く姿勢は、見習うべき部分がありますが、一方で、
- 自分に対しての評価が厳しすぎる
- 責任感が強く、何事も妥協ができない
- 他の人からの評価に敏感すぎる
- 理想が高い
こういった傾向があり、自分で自分の首を閉めてしまい、どんどんしんどくなってしまう人も見受けられます。
しんどいのは分かっていても、なかなか完璧主義の思考がやめられない、そんな人は物事を加点方式で考えるようにしましょう。
完璧主義の人は基準を100点に置いているため、すべてが完璧で納得のいくできならば100点、なにか上手くいかないところがあれば80点など、基準から減点していく考え方の人が多いです。自分の悪かったところを見直し、次に生かそうとする姿勢は大変立派ですが、常に100点でないと自分を許せない、というのは精神的にきついと思います。そこで、加点方式の考え方ができれば、前よりもここがうまくできたから+20点、のように良かった部分に目を向けることができるため、自分で自分を認めやすくなるのです。
特に社会人になると、環境の変化や会社での対人関係などから、メンタルが不安定になりやすいものです。自分のできたことは良かった部分も含めて評価してあげてください。完璧を目指さない思考が身につくと、完璧に見える人はいても、苦手が一つもない、すべてが完璧な人は案外いないという事実に気づくことができるはずです。
原因自分論で考える
原因自分論とは、“なにか問題が起こったとき、そのすべての原因が自分にある”という考え方です。
例えば、「残業が多い」という事象で考えたとき、「会社の体制が悪いことが原因」と考えるのではなく、「残業の多い会社を選んで入った自分が原因」「残業をしなければいけない自分の仕事の進め方が原因」というように、事象の原因をすべて自分の行動に紐づけて考えます。
自分原因論で考えること一番のメリットは、他人や運に左右されなくなる点です。どんなに悪いことが起こっても、すべてが自分の行動による結果であるため、他人や運などの外部のせいにできなくなります。そうすると、悪い結果が出ないように、自分の行動を見直すようになるため、自分で人生を選び取る力が身につくのです。自分で納得して決めた生き方や考え方であれば、それだけ自分の生き方に自信が持てるため、より誇らしい気持ちで生きていくことができると思います。
また、自分の課題と他人の課題のすみ分けが上手にできるようになることも、この考え方の魅力です。例えば、「自分の体重を10kg減らす」という自分の課題であれば、食事制限をしたりジムへ通って筋トレをしたりするなど、自分の行動次第で結果を変えることができます。しかし、「他人の体重を10kg減らす」という他人の課題の場合は、あなたがどんなに食事制限の方法を教えたり、ジムをおすすめしたりしても、その人が実際に行動しなければ、結果は変わりません。
ここの区別がうまくできず、「なぜ、こんなにも教えているのに、この人の体重が減らないんだ、、」と悩み、苦しんでいる人もいると思います。しかし、それはあなたにはどうしようもないことです。
どうしようもないことに悩んで手を尽くしても、あとはその人次第になってしまうため、他社の課題を自分の課題と勘違いしてしまうと、自分が苦しくなってしまいます。自分の課題には真摯に向き合い、他人の課題はサポートしつつも首を突っ込みすぎない。このすみ分けが意識できると、自分ではハンドリングできない部分に思い悩む必要がなくなるため、今よりもっと生きやすくなるはずです。
すでに社会に貢献できていることに気づく
自己肯定感が低い人は、社会や会社に対して何も貢献ができておらず、自分の無力さに打ちひしがれてしまうケースがあります。しかし、実際にはそんなことはありません。どんな人でも生きているだけで必ず社会に貢献できています。
例えば、家で食事をすることも、分解して考えてみると、食材をスーパーで買って、調理して、盛り付けて食べる、このような流れになると思います。その流れの中で、野菜やお肉などを作ってくれている生産者の方、スーパーの会社や社員、包丁を作る金属メーカー、お皿を作る陶器メーカーなど、たくさんの人や組織とつながることで生きています。つまり、どんな人も消費を通して、社会を助け、社会に助けられながら生きているのです。
そう考えることができると、自分も社会の一員である自覚が芽生え、どんな自分であろうとも社会とつながっているんだなと感じることができると思います。
自分に合ったリフレッシュ方法を知る
自己肯定感が高低に波を感じる人は、気分が落ち込んでいたり、単純に疲れが溜まっていたりと、気持ちや体調が優れずナーバスになってしまっている場合があります。そんなときは、自分に合ったリフレッシュ方法が見つけられると、波を自分でコントロールできるようになります。
リフレッシュ方法をいくつかまとめさせていただきましたので、実践してみてください。
運動
体を動かして汗かくことは、健康的な体づくりや生活リズムを安定につながります。特に、野球やフットサルなどの複数人でやるスポーツは、楽しい雰囲気の中で他人とコミュニケーションが気軽に取れるため、新しい発見や気づきに触れることできるため、精神に安定にもつながります。
好きな香りを嗅ぐ
嗅覚は、人間の五感の中で唯一”大脳辺縁系”という人間の本能や感情を支配する場所に、直接働きかけるため、自分のお気に入りの香りを嗅ぐことで、リラックスすることができます。
愛用している香水、いつも行くカフェのコーヒー、近くの公園の金木犀など、まずは自分がどんな匂いを好きなのかリストアップしてみて、意識的に嗅ぐようにしてみてください。
睡眠
疲れているときは、早く寝て脳や体を休めるのが一番。自律神経の働きが整い、ストレスの回復・耐性も向上します。よく眠れない、寝ると体が痛くなる、こんな人は寝具があなたに合っていない可能性があります。睡眠は一日の3分の1を過ごす場所です。明日から気持ちよく生活するためにも、自分に合ったサイズのベッドやマットレスを揃えましょう。
まとめ
以上、シンプルライフの視点から、大人になってから始めたい自己肯定感を上げるための方法や考え方をご紹介させていただきました。
SNSが普及してきた現在、友人や有名人の生活などが簡単に共有できる時代だからこそ、昔よりも人と比べやすい環境にあると思います。そんな中で、生きにくいと感じる人は、より自分らしく、より自分を認めて生きていくために少しだけ考え肩や行動が変えられるだけで、世界がもっと色鮮やかになるはずです。
こちらの記事が少しでも、シンプルに生きるためのヒントになればと思っています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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