社会人になる上で、「なにが必要なの?」「揃えておくべきものは?」とお困りの方も多いと思います。
今回は私の社会人経験から、社会人になる際に必要なものをまとめさせていただきました。
社会人になると、自分の振る舞いが会社の顔になるため、身だしなみやビジネスマナーにも気を配る必要があります。
「社会人」というものが、漠然としすぎていて不安な方もいらっしゃると思いますが、まずはリストのものをそろえて、新社会人としての準備を進めていきましょう。
スーツ
どんな職種の人でも、自分のサイズに合ったスーツを最低2セットは購入しておきましょう。
毎日着る人は3~4着揃えておけるとベストです。
スーツは同じものを毎日着てしまうと、スーツが休む暇がなくなってしまい、型崩れしやすくなる原因となります。
1日スーツを着たら、少なくとも1日、できれば2日以上休ませることが、スーツを長く着るための秘訣です。
スーツは結婚式や葬式など、仕事以外の冠婚葬祭の場でも着る機会が多いため、派手なデザインのもの以外にも、黒やグレーなど落ち着いた色味のスーツを揃えられるとベストです。
ワイシャツ
社会人になって一人暮らしを始める人も多いと思いますが、忙しくてなかなか洗濯ができない、という人も少なくないと思います。
毎日洗い替えできるよう、3~5着は買い揃えておけると良いと思います。
ワイシャツのタイプは色々ありますが、襟先にボタンが付いている「ボタンダウンカラー」や、襟羽のない台襟だけの「スタンドカラー」はカジュアルな印象になるため、始めのうちはそれ以外のワイシャツで揃えておきましょう。
【メンズ限定】ネクタイ
2本も持っていないという人は、最低3本程度は買い揃えるようにしましょう。
毎日別のネクタイを着用できるよう、週5日出勤の人は5本以上持っておくのが理想的です。
仕事に慣れてきて、お金に余裕ができたら、素材や色味で遊び心が出せるように、少しずつ買い足していけるといいと思います。
ハンカチ
プライベートで普段ハンカチを持ち歩かない人も、仕事をするときには必ず携帯する習慣をつけましょう。
”清潔感”があると、会社の人からもお客さんからも好感を持たれやすく、より信頼を得やすい関係性をつくることができます。
また、現在は新型コロナウイルスの拡大防止のため、ハンドドライヤーの使用を制限している会社も多いです。
お手洗いの後など、シャツやスーツに拭う行為はNGとなりますので、気をつけてください。
ブランド物である必要はないので、4〜5枚は買い揃えておき、1枚は必ず持ち歩くようにしましょう。
革靴
スニーカーなどカジュアルな靴を良しとしない業種も多いため、始めはフォーマルな革靴を用意しておきましょう。
スーツ同様、同じ靴ばかり履いてしまうと1足の寿命が短くなってしまうため、少なくとも2足あると便利です。
種類としては、
- ストレートチップ(つま先に一本の縫い目が入ったデザイン)
- プレーントゥ(つま先に切り替えや装飾のないデザイン)
この2つは無難なデザインで冠婚葬祭にも使用しやすいのでおすすめです。
革靴は購入後のお手入れも大切です。
ブラッシングで埃を落としたり、クリームを馴染ませたりすることで、よりキレイに長く革靴を履き続けることができます。
社会人の身だしなみの一つとして覚えておきましょう。
また、革靴の色に合わせて近しい色味のベルトも用意しておきましょう。
ファッションに統一感が出て、より整った印象を与えることができます。
腕時計
社会人は社内での会議や、資料の作成、クライアントとの商談など、タイムスケジュールを区切って時間を厳守する能力が求められます。
どんなときでもパッと時間が確認ができるように、あらかじめ準備しておきましょう。
就活用に1つ持っているという人は、そのまま使い続けても大丈夫です。
スマートフォンがあれば時間が見えるため時計は必要ないのでは?と考える人もいらっしゃるかと思いますが、商談中にスマートフォンをいじることが難しい場合も多いため、用意しておけると安心です。
また、一般的なアナログの腕時計ではなく、スマートウォッチでも大丈夫です。
定期券代わりとして使えたり、フィットネス機能やGPSマップの機能がついていたりと、機能性に優れているためおすすめです。
バッグ
特に営業職などの勤務中に外出が多い人は、自分の使いやすいバッグを買っておくと、毎日の通勤や営業活動をより負担なく行うことができます。
- 資料やパソコンが入るA4サイズ
- 自立する
上記、ポイントで選べると失敗は少ないです。
形状は自分の好みに合うもので問題ないですが、それぞれメリットがあるのでそれも踏まえて選んでみてください。
- リュック型 : 背負いやすく、パソコンなど重いものを入れても体の負担になりにくい
- トートバッグ型 : 中身が取り出しやすいため、いざというときに慌てる心配が少ない
名刺入れ
会社員は取引先や仕入先に自分の部署や名前を覚えてもらうため、初めて会った人と名刺交換を行います。
いつでも名刺が渡せるよう、常に持ち歩くために名刺入れは社会人必須のアイテムになります。
学生時代に持っている人は少ないと思いますが、必ず用意するようにしましょう。
形状や素材など様々ありますが、名刺の”取り出しやすさ”で選ぶとよいと思います。
名刺交換のときに、名刺の出し入れを手間取ってしまうと、相手に不快感を与えてしまう場合があります。
相手を待たせてしまう「その数秒」が煩わしく感じる人も多く、自分自身も気まずい思いをしてしまいます。
スムーズに名刺が取り出せるよう、「なめらかな柔らかさの本革」や「名刺を一枚ずつ仕切られている形状」などが個人的にはおすすめです。
個々で使いやすさや好みも変わりますので、実際に百貨店などで手で触って確認してみてください。
折り畳み傘
突然の雨でも、びしょ濡れの状態でお客さんのところへ行かずに済むように、特に外回りの多い営業職の人などは1つ持っておくと、いざというときに便利です。
軽くて小さいものは持ち運びが楽という利点がありますが、小さすぎると実際に傘をさしたときにスーツやカバンが濡れてしまいがちです。
ある程度頑丈で少しだけ大きめのサイズのものを購入することをおすすめします。
メモ帳
最近はメモをスマートフォンやパソコンで取ることも多いですが、立ち話でとっさに教えられたことをメモしたくなったときにささっとメモしておけるので1つ用意しておくといいと思います。
ポケットに入れて常に持ち歩きたい人はA7(74x105mm)サイズ、ノートにきれいにまとめて読み返したい人はA6(105×148mm)サイズ以上がおすすめです。
ボールペン
学生時代はシャーペンを日常使いしている人も多いと思いますが、社会人になると書類へのサインなどボールペンを使用する機会が圧倒的に増えます。
会社から支給される場合もあると思いますが、自分のお気に入りのボールペンを1つ用意しておくと、ちょっとした仕事へのモチベーションにつながります。
好みもあると思いますが、私のおすすめは芯が「0.3mm」のボールペンです。
文字が潰れにくいため、字がキレイに整って見えます。
まとめ
以上、私の経験から、新社会人で揃えておきたいアイテムを紹介させていただきました。
最近はWEB商談も定番化しつつあるなど、すべての職業・職種の人に必要なものというわけではないかもしれませんが、いざというときのために揃えて損はないアイテムばかりです。
少しでも社会に出てからの不安を払拭する一助になれたら幸いです。
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